冷蔵・冷凍倉庫の新築・改修・改築工事は三共冷熱にお任せください。

株式会社 富士エコー

1.(株)富士エコーの業態

  • 物流センターの様子

私たち(株)富士エコーは全国17の拠点でCVS様の商品や外食レストラン様の原材料・資材・備品・消耗品などの仕入・販売・保管・配送及び在庫管理など物流業務全般を行っています。

ここ西東京倉庫はCVS様向けの冷凍食品専門の物流センターになっています。

2.私たちの目指す物流センター

私たちはお客様のベストパートナーとして、高品質で安全な原材料を安定供給することが最大の使命となっております。現場では品質保証、安定供給、サービスの向上を柱にそのための厳格な管理基準をもって日々のオペレーションを行っております。

特に西東京倉庫ではお客様にまかされた仕事を最高の物流品質でかつローコストオペレーションで提供する、そんな物流センターを目指しています。

3.IRデフロスター導入の目的

  • IRデフロスター導入前の様子

ここ西東京倉庫は、2013年5月に開設したセンターで(株)富士エコーの中でも一番新しいセンターになっています。

冷却設備をはじめ、倉庫設備は最新のシステムを兼ねそろえた物流センターとなっています。しかし建物自体は建築後35年以上賃貸物件でしたので、建物のオーナー様の協力の下、万全な改修工事を進めてオープンしたのですが、気温が上がり始めた6月末頃から想定外の結露に悩まされていました。

特にプラットホーム側前室付近の天井の結露がひどく、天井からたれた水滴で床が濡れるため、防熱ドア付近の床凍結や濡れなどで、フォークリフトの往来やドライバーのカート台車運搬に支障が生じていました。幸い人身事故はありませんでしたが、フォークリフトのスリップなどで建物破損などが発生し安全面でも問題が生じだしていました。

このままですと温度差の激しい夏場を迎えて、結露によるフォークリフトのスリップや人の転倒などで大きな事故を引き起こす可能性もありますし、結露を抑制しようと冷凍機はフル回転のような状況になってしまい、最新の冷却設備を導入して電力消費が既存のセンターよりも多くなってしまうような事態が予測されました。

4.三共冷熱さんとIRデフロスター

もともと西東京倉庫のプラットホーム冷却設備は三共冷熱さんに御願いしていました。

オープン当初からIRデフロスターの導入は予定していました。ただフォークリフトや作業者の出入りによって発生する、冷凍庫内の防熱扉付近の霜付き想定しての設置でしたので冷凍庫内に設置する予定だったのですが、前室部分結露が想定よりひどく、その前に前室の結露対策がなにかできないか、三共冷熱さんに相談してみました。

そしてその相談の結果、三共冷熱さんからの提案がIRデフロスターの設置位置変更でした。

実際私はここに赴任する前センターで冷凍庫内にIRデフロスターを設置して着霜に対する効果を知っていました。始めは近赤外線によるIRデフロスターの仕組みを理解していなかったせいか、正直、結露に対しての三共冷熱さんの提案は半信半疑(笑)のところもありました。

5.IRデフロスターを導入して

設置効果で前室の結露はなくなりました。水滴による防熱扉付近の床凍結もなくなり私たちの作業効率は想像以上に改善されました。またフォークリフトのスリップで発生する建物破損が減少しました。

  • IRデフロスター導入後の様子

◎効率改善

特にフォークリフト作業は出入りに対して従来の床の状況ですとオペレーターに相当なストレスを与えていたことは間違いありません。スムーズな入出庫作業ができるようになったり、作業前の水切りなど無駄な作業もなくなりました。結露に関わる作業時間が大幅に短縮されたことは、ここ数ヶ月の生産性上昇に大きく寄与していると考えられます。

◎安全面の向上

濡れた床は作業者にとって大変危険な状況です。この状況が改善されたことは従業員の方へのあたりまえの環境ではありますが、大きな事故が起こる前に迅速な対応ができたことはIRデフロスターの評価につながります。

6.最後に…

物流センターは自動車のショールームと同じだと教えられたことがあります。

結露のひどい物流センターに、お客様は仕事をまかせてくれるはずもありません。

建屋が古いなんて言い訳にもなりません。そのためにできることに投資し、できることを直ぐやるのが私たちの仕事だとおもっています。短時間で大きな効果がでたIRデフロスターの投入は間違いでなかったと確信しています。今後は費用対効果をみて増設も考えて行きたいと思っています。

  • まずはお気軽にご相談ください。06-6389-1686【受付時間】9:00~17:00(月~土曜日※祝日除く)
  • メールでのお問い合わせ